A1 少年事件は成人の刑事事件とは手続が異なり,また,付添人は,「子どもの成長発達する権利を保障する」という視点に立って活動します。
家裁が国選付添人を選任することもありますが,現在の制度では,必ず国選付添人が選任されることにはなっていません。
少年事件は,付添人が,少年に今後行われる手続の説明をしたり,裁判所や調査官への働きかけ,少年に有利な証拠の収集・提出,学校や両親,雇用主,友人関係の環境整備などの支援を行う必要性が高く,弁護士会では,少年を支援する活動として当番付添人制度を設けています。