出前授業 Q&A
Q&A02
Q1 弁護士が学校での授業に参加することには,どのような意味や効果がありますか?
A1 弁護士は,社会の様々な問題について,法律知識や経験を用いて解決に導くことを,日々仕事としています。
 ですから,弁護士の授業は,抽象論ではなく,法律が問題となる具体的な場面や事例を紹介しながら,「生きた」知識や経験として,法や社会にする深い理解を促すものです。
 また,このような授業の過程で,体験型の教材を用いたり,弁護士と意見交換を行ったりすることにより,「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を実現することができるものと考えます。
回答者:中永淳也弁護士
鳥取県弁護士会法教育委員会委員長(令和2年度)
Q2 弁護士が参加する授業の内容として,具体的にどのようなものがありますか?
A2 例えば,身近な問題について解決のためのルールを考えることで,社会の担い手としての資質を育んでもらう「ルール作り教育」があります。
 また,「刑事模擬裁判」は,裁判の実演を通じて刑事手続に対する理解を深めるとともに,グループ評議の中で多面的な思考や議論のスキルを身に付けてもらうものです。
 さらに,子どもたちに,社会の中で生きてゆくために必要な知識や考え方を身に付けてもらう教育として,「消費者教育」「ワークルール(労働法)教育」などがあります。
 そのほか,法律の専門家として,社会科における「法や司法制度に関する授業」や,「キャリア教育」なども行っていますし,それ以外の内容についても,柔軟に対応させていただきます。
 また,このような授業の過程で,体験型の教材を用いたり,弁護士と意見交換を行ったりすることにより,「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を実現することができるものと考えます。
回答者:中永淳也弁護士
鳥取県弁護士会法教育委員会委員長(令和2年度)
Q3 授業の内容はどのように作っていますか?
A3 これまでの出前授業の実績の中で,弁護士会で様々な教材を作成していますので,これらの教材を活用して出前授業を行うことが可能です。
 一方で,教員と弁護士が共同で教材や授業案を製作することもあります。例えば,成人年齢の引き下げに伴う消費者被害の防止教育については,意見を踏まえて教材を作成しています。
 教員と弁護士との相談次第で,授業内容には様々な可能性があると考えます。
回答者:中永淳也弁護士
鳥取県弁護士会法教育委員会委員長(令和2年度)
Q4 出前授業の対象は?
A4 学校(小学校,中学校,高等学校,高専,大学など。)における授業のほか,PTA行事や学童保育など,授業以外でのニーズに応えた実績もあります。
 また,その他の団体(市民グループ等)への出前授業も,ご要望があれば検討させていただきます。
回答者:中永淳也弁護士
鳥取県弁護士会法教育委員会委員長(令和2年度)
Q5 出前授業を申し込むにはどうすればよいですか?
A5 弁護士による出前授業を希望される場合は,鳥取県弁護士会(連絡先:0857-22-3912)までご連絡ください。担当の弁護士が決まりましたら,日程及び授業内容等について打ち合せをさせていただきます。
 その他,出前授業に関するお問い合わせや,法教育一般に関するご質問,法教育の資料や書籍の照会依頼等につきましても,上記連絡先までご連絡ください。
回答者:中永淳也弁護士
鳥取県弁護士会法教育委員会委員長(令和2年度)