会長挨拶2021

 

鳥取県弁護士会会長 佐 野 泰 弘

 鳥取県弁護士会のウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
 2021年度の鳥取県弁護士会会長に就任いたしました佐野泰弘と申します。当会を代表して、一言ご挨拶申し上げます。

 当会は、鳥取県内の各事務所に所属する弁護士の全員と、県内に事務所を置く全ての弁護士法人が加入する団体です。現在、鳥取市を中心とする東部に32名、倉吉市を中心とする中部に5名、米子市を中心とする西部に29名、合計で66名の弁護士と、県内に6つの弁護士法人が拠点を置き(本年4月1日現在)、各弁護士が、市民の皆様の法的ニーズに応えるべく、東・中・西部に設置された法律相談センターにおいて毎週法律相談を担当しているほか、民事事件の代理人や刑事事件の弁護人としての活動など、様々な弁護士業務に取り組んでいます。

 さて、弁護士法1条には、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」「弁護士は前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない。」と定められています。このような使命を果たそうと、当会の各弁護士は、日々研鑽を積むととともに、それぞれの希望と関心により各種委員会に所属するなどして、人権救済、子どもの権利擁護、高齢者・障がい者の権利擁護、消費者の権利擁護、犯罪被害者の支援、中学生や高校生を対象とした法教育、憲法・法律問題に関する意見発信等、多様な活動を展開しています。

 昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの生活にはこれまで想定していなかった様々な問題が発生し、大きな影響が生じました。当会の活動も少なからず縮小・変更を余儀なくされましたが、これからも、弁護士という存在を市民の皆様に認知していただけるよう、必要かつ十分な対策を講じたうえで、積極的に活動を展開していきたいとの思いに変わりはありません。このウェブサイトでも随時情報を発信してまいりますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。