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特定秘密の保護に関する法律の成立に抗議する会長声明

本日,特定秘密の保護に関する法律(以下、「特定秘密保護法」という。)が参議院で可決し成立した。

特定秘密保護法に対しては,野党や報道機関,市民団体などから,その成立に反対する声が強く出されるなど,広範かつ多数の批判がなされてきた。

当会も,国民の知る権利や報道・取材の自由等を侵害する,看過できない重大な問題があることを指摘し,本法案の成立に反対し、直ちに廃案とすることを強く求めてきた。

しかし,国会はこれらの声に耳を傾けることなく,拙速な審議を強硬に進め,特定秘密保護法を成立させることになった。

特定秘密保護法は,健全な民主主義社会の根幹である国民の知る権利や報道・取材の自由を侵害するものであり,今後の市民生活に禍根を残すものである。

当会は,特定秘密保護法の成立に抗議するとともに,政府及び国会が,一刻も早くこれを廃止することを強く求める。

 

2013年(平成25年)12月6日
鳥取県弁護士会
会長 杉 山 尊 生

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